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Hyper-V上でドメインコントローラ作るときは時刻同期に注意!
複数ドメインコントローラが有る環境で、PDCエミュレータ機能を有するドメインコントローラにこの設定をしたんですが、他のドメインコントローラがPDCドメコンのNTPに同期してくれません。(PDCエミュレータのドメインコントローラは、ドメインコントローラを外部のNTPサーバと時刻同期で外部NTPサーバに同期するよう設定し、正常に動いています。)

ちなみにPDCエミュレータのドメインコントローラは実サーバ、その他のドメインコントローラは Hyper-V の仮想マシンとして構築しています。

PDCエミュレータに時刻同期できないFSMO以外のドメインコントローラのイベントビューアをみると、下記のエラーと警告が延々とでてます。

タイム プロバイダ NtpClient は到達できないか、現在 pdcDC.hogedomain.local (ntp.d|192.168.0.111:123->192.168.0.100:123) から有効な時間データを受信中です
 ↓
タイム プロバイダ NtpClient: ドメイン コントローラ pdcDC.hogedomain.local へのアクセスを 8 回試行し ましたが、有効な応答が得られませんでした。このドメイン コントローラは、タイム ソースとしては破棄され、NtpClient は同期先となる新しいドメイン コントローラの 発見を開始します。
 ↓
1 つまたは複数のタイム ソースから時間を取得するようにタイム プロバイダ NtpClient は 構成されていますが、どのソースも現在アクセスすることはできません。 ソースへのアクセスの試行は、あと 15 分間実行されません。NtpClient が正しい時間を 参照できるソースがありません。


いろいろ調べたところ、ゲストOSのWindowsServer2003でw32timeエラーが多発に原因と解決策が載ってました。

それは Hyper-V の仮想インスタンス毎の設定にある、統合サービスの「時刻の同期」が有効になっていたためでした。
確かにこれを有効にしてると、ゲストOSはホストOSの時刻に合わせようとします。しかし、ドメインのメンバサーバたるホストOSは近いところにある(つまり今回の環境ではHyper-V上の)ドメインコントローラに時刻を合わせようとします。

これにより、時刻同期がうまくできなかったわけですね。

この統合サービスの時刻の同期チェックを外すと問題なくPDCに同期できるようになりました。


まぁ注意深く考えたらすぐに原因がひらめきそうなもんですが、結局原因わかるまで1日かかっちゃいました。
最近ボケ気味の3流PGです。
by jehoshaphat | 2010-09-24 01:52 | 豆知識


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